【本の情報】
≪タイトル≫ 仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?
≪ 著 者 ≫ 飯野謙次
≪ 出 版 社 ≫ 文響社
≪ 出 版 年 ≫ 2017年2月
≪読みやすさ≫ ★★★★☆ (個人的な意見です)
【どんな本・どんな時に読むのがいいか】
・ミスや失敗の捉え方が変わることで、仕事に対する意識にも変化が起きるであろう本。
・同じミスを繰り返してしまう、想定外の出来事に対応できず慌ててしまう時。
・効率的かつ正確に仕事をこなして、生産性を高めたい時。
【感想や気づき】は以下3点。
目次
①単純なシステムこそ、ミスを防ぐ最重要ポイント
・自分だけが分かるシステムや、複雑すぎるマニュアルは却ってミスを招く。
・人の能力に頼らない、誰にでもできるシステムにすることで、そもそもミスが起こらない。
・≪何を目的として、重要視してこの仕事をしているのか≫という、根本的な仕事意識が必要。
【個人的意見】
・詳細に説明しようとして、膨大な情報量になってしまうことも多い。
・ システム(作業工程)と説明の部分を切り離して考え、誰にでも理解できる伝わる方法が必要だが、そこが難しい。
・常にコスト(時間・労力含め)をいかに最小で考えて行動できるか、仕事の質をあげるための意識が必要だと感じる。
②ミスが起こる前の予防策に力を入れよ
・想定範囲外という枠をいかになくして、想定範囲内を増やせるのかが肝。
・あらゆる可能性や、ミスが起こりそうな状況こそ、対策を打つ重要なヒントになる。
【個人的意見】
・自分の価値観や先入観が、ミスを招くことも少なくない。できて当たり前、こんなことでミスが起こるはずがない、という考えも要注意。
・自分の感覚だけで判断しないように、常に多角的な視点を持つことで、ミスを防ぐだけでなく、新しいアイディアなどあらゆる可能性を引き出す機会にもなるように思う。
③小さなミスこそ、そのままにしない
・本書では、ミスや失敗に対してネガティブな印象ではなく、成功への鍵として記載されている。
・また、小さいミスの段階で適切な対応をすることの大切さも丁寧に記載されている。
【個人的意見】
・小さなミスへの対応こそが、大きな失敗を防ぎミスをなくしていける有効な方法であると痛感する。
・ ミスへの意識の持ち方次第で、今後の仕事の質に大きな影響をあたえることがわかる。
【まとめ】
・ミスのないように予防していくだけでなく、小さいミスに気がつき対応できるのか、またそもそも仕事の本質を見抜いているのか、という意識やスキルの重要さに気づかされる。
・ミスや失敗に対するネガティブな印象が強い日本(あるいは業種)において、その流れに飲まれず、仕事に対する意識を持つことで、結果的に仕事の速いミスしない人となれることがわかる。
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